2014-07-04

岸本卓、西村圭( にげたひつじ ) 2014.July.10th

1:今年、2014年2月にリリースされた新作『nigetahitsuji』、周りの反応はいかがですか?

岸本卓: 60年代、70年代のロック・ポップス等が好きなベテランのリスナーを想定していましたが、思ったよりもずっと若い、大学生や20代の方にも気に入ってもらっているようで驚いています。
西村圭: ”繰り返し聴いてます”といったお声を頂いており大変嬉しく思ってます。想定していたより年齢層が若く意外でした。

2:少し時間が経ちましたが、完成を振り返ってみて ご自身の感想はいかがですか?リリース直後と変わりましたか?

岸本卓: 完成した後はもう飽きてしまっていますし、自分たちの制作物を振り返る気持ちの余裕もないのが正直なところです。ただ、外で曲が流れているのを聞いたりすると我ながら感心することがあります。
西村圭: あまり作品を振り返るという事はしないのですが、よくできていると思う部分もあれば、理想にはほど遠いと思う所も多いです。

3:レコーディング中の思い出をちょっと教えていただけますか?レコーディング環境はどんなでしたか?

岸本卓: 今回はどの曲も概ね順調でしたが、「朱色のレディバード」という曲のイントロだけが決まらず、何度もリテイクしました。最終的に西村さんのアイデアで、ギターリフになりましたが、出すまでは僕は半信半疑でした。 レコーディング環境は、ドラムだけは外部スタジオにて、他はプライベートスタジオでの録音です。ミックスはProtoolsという編集ソフトでやってます。
西村圭: 「マクロミン」という曲のドラム録りの際 僕の理想とする微妙なリズムの揺れを演奏者の岸本さんに伝えた所 完璧に再現してくれました。プレイバックを聴いた時の感動は忘れられません。

4:作曲は何が手始めなんですか?PCですか?楽器ですか?譜面ですか?

岸本卓: 携帯電話に鼻歌でフレーズを録音してメモすることが多いです。その後、音に起こさず、しばらくは脳内で全体の構成を想像します。 西村さんに渡すときは、余裕があればデモを作ります。ギターの弾き語りを直接聴いてもらって、その場であれこれアイデアを練っていくこともあります。
西村圭: 現在は岸本さんにすべてお任せしてます。自身で作曲する際は、脳内でまずメロディーラインをつくり そこにギターでコードを当て込む感じです。

5:プロフィールを拝見させていただきましたが、おふたりともマルチな才能がおありのようですが。一番好きな楽器は何ですか?

岸本卓: 基本ドラムが好きです。最近はベースも楽しみです。
西村圭: 圧倒的にドラムです。

6:一番の自信作はどの曲になりますか?

岸本卓: 2曲目に収録されている「マクロミン」です。作詞家の方に思いを伝えて書いてもらった歌詞が気に入ってます。
西村圭: 2曲目の「マクロミン」です。長い時間あたためておいたアイデアを上手くアレンジとして落とし込む事ができたと思っています。

7:クリエイターからの観点で見て、新作の狙っていたテーマというのはありますでしょうか?音楽的にも、詩的にも。

岸本卓: 僕は作業する役割の人間ですので、狙いや考えることは西村さんにお任せです。歌詞は作詞家さんにほぼ丸投げしてます。
西村圭: プロデューサーという立場上、ある意味狙いしか無いです。具体的にいいますとサウンド面で、狙うという発想は全くなく、楽曲の構想段階で現在のあらゆる音楽カルチャーに対してどのようなアプローチをとるかという事です。そこを決定したらその理想のサウンドになるようアレンジを自分の音楽体験の中から掘り当てるという感じでしょうか。

8:好きな映画って何でしょうか?

岸本卓: 魔女の宅急便、小説家を見つけたら
西村圭: さよなら子供たち、死刑台のエレベーター、炎上

9:一生のうち一度はしてみたいことはなんですか?

岸本卓:同窓会
西村圭: 女性シンガー又はフォークデュオのサウンドを含めたプロデュース。

10:最近はまっているスイーツを教えてください。喫茶店はよく行かれますか?おすすめのお店などありますか?

岸本卓: 大判焼き。あんこは食べるべき食品です。
西村圭: 京都の志津屋というパン屋さんのクリームパン。あれはもうパンではなくスイーツです。喫茶店は定番のイノダ珈琲、六曜社にはよく行きます。

11:よく買う洋服のブランドは?

岸本卓: 特にこだわりはありません。古着が好きです。
西村圭: マーガレットハウエル、APC等あとは古着です。

12:あなたにとっての「美しさ」というのは何でしょうか?何をイメージされますか?

岸本卓: わざとらしく作っていないもの、山みたいな感じ。
西村圭: 茨木のり子さんや向田邦子さんのような方を連想します。

13:学生時代、よくコピーされたミュージシャンはいますか?

岸本卓: 当時はオルタナ、メタル、UKロック全盛でしたので、よく真似をしました。
西村圭: ブラックサバスからマシュー・スウィートまでといった感じです。

14:これから予定している活動や展開は何ですか?

岸本卓、西村圭: 次のアルバムを年明けにリリース予定です。

15;ファンに一言。御願いします。

岸本卓、西村圭: いま20歳の方が60歳になって聴いても、新しい発見があるような、そんな音楽を作り続けていきたいと思っています。これからも変わらぬご愛顧の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます!

(This email's interview is current as of May. 2014)
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Posted with permission from 岸本卓、西村圭(にげたひつじ)
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にげたひつじ プロフィール:
・岸本卓(Suguru Kishimoto)・・・Vocal/Composer にげたひつじのボーカル。作詞・作曲・演奏を担当。ほとんどの楽曲でほとんどの楽器を演奏している。
・西村圭(Kei Nishimura)・・・Arrangement/Produce サウンドプロデュースとアレンジを担当。ライブではベース、ギターを演奏することが多い。必要とあればドラムも叩くマルチプレ イヤー。

Biography:
・2008年、1st.Album「トロピカル・ガム」(※自主発表音源)を発表。 ・2009年、2nd.Album「ALL Talking! All Singing!」(※自主発表音源)を発表。 ・2012年、3rd.Album「不思議の結論」(※自主発表音源)を発表。 ・2012年12月、上記3枚の自主発表音源からの楽曲を特別にコンパイルしたSpecial Album「Bitter Sweet Songs」をタワーレコード限定(※全16店舗+オンラインでの限定販売)でリリース。 ・2014年2月、『nigetahitsuji』をタワーレコードからリリース。全曲新録音源となる初の全国流通盤。


Questioner: Yukiko Yamaguchi
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