1:フラワーショップに併設され、グリーンウォールが印象的なリラックスできる空間のカフェ「Nicolai Bergmann Nomu」ですが、この「Nomu」という言葉の意味は?「飲む」なんでしょうか?
ニコライ・バーグマン :
そうです。インテリアショップでは Nicolai Bergmann Sumu というブランドで東京ミッドタウンで展開しておりますが、これも「住む」から引用しています。Flowers& Design のコンセプトでもある北欧スタイルと日本の感性を融合した独自のスタイルを提唱しているので、ブランドネームも日本語を引用したかったのです。
2 : 高い天井、全面ガラス貼り、自然光が入り込んで明るくて素敵なカフェですね。ここをオープンするにあたってこだわってきたことは何ですか?デンマーク人として最も大切にされていることはありますか?
ニコライ・バーグマン :
フラワーショップの中に癒される空間のカフェを以前から作りたかったのです。また、高い天井や打ちっぱなしのコンクリートは何もないシンプルな状態だとイマジネーションが働き、様々なクリエイティブな空間をプレゼンテーションできます。全面ガラス貼りは、自然光がとても好きだし、カフェにこれだけの自然光が入ってくるのはとても気持ちがいいですしね。デンマーク人としてのこだわりは、フラッグシップストアの中に置かれているキャンドルです。デンマークではお部屋の中でキャンドルを灯す習慣があります。デニッシュスタイルのメニューも揃えたカフェなので、キャンドルはこだわりたい部分ですね。
3 : 日本とデンマークと似てるなと思う事はなんでしょうか?
ニコライ・バーグマン :
まず、デンマーク文化の代表と言えるのがインテリアだと思うのですが、家具の職人が木で作り上げるところは日本の伝統文化、漆や和紙、着物などを作り上げる職人の仕事とよく似ていると思います。緻密で計算された丁寧な仕事するというところは共感できます。
4 : 反対に全然違うので難しいと思う事はなんでしょうか?
ニコライ・バーグマン :
食文化は違いますね。(笑)
僕は、日本のお弁当のパッケージに関しては共感できるのですが、温かいものを冷めて頂くという習慣が慣れないですね。温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちにがデンマーク流でしょうか?違いを感じます。
5 : カフェ「Nicolai Bergmann Nomu」のおすすめを教えてください。
ニコライ・バーグマン :
やはりデンマークのオープンサンドウィッチの「スモーブロー」ですね。季節の食材に合わせていろいろな味を楽しめるのと、見た目も華やかなのでおすすめです。また、オーガニックフルーツを使用したフレッシュジュースやスムージーもとても人気があります。
6 : 子供頃ご自身が 好きだったメニューやお菓子はありますか?
ニコライ・バーグマン :
お母さんが作るミートボールは思い出の味です。クリスマスに食べるポークチップやライスプディングも大好きです。子供の頃も今でも。
7 : あなたにとって「リラックス」とは何ですか?
ニコライ・バーグマン :
「自然」です。自然の環境にいるといろいろなイマジネーションが湧いてきます。もっとも自然体でいられますし、癒されます。
8 : テーブルは植物のアレンジが楽しめて、標本や箱庭などを思い出します。遊び心があって粋ですね。ギフトボックスにお花をつめたアレンジもですが、作品を拝見していると「箱」が多く登場する気がしますが何かこだわりがあるのでしょうか?
ニコライ・バーグマン :
スクエアというフォルムがとても好きです。飽きがこないし、しっかりとしたフォルムから自然に育てられた植物の曲線を合わせたコントラストが大好きです。
9 : デンマークのお生まれで日本を拠点にご活躍ですが、在日されて何年ですか?日本は好きですか?
ニコライ・バーグマン :
初めて来たのは15年前。ビジネスを始めたのは13年前です。日本!大好きです。第二の故郷でしょうか?
10 : あなたにとって「旅」とは何ですか?
ニコライ・バーグマン :リセットの時間。リラックスできます。
11 : デンマークでおすすめの場所等ありますか?
ニコライ・バーグマン :
コペンハーゲン、セントラル 中心街で朝の7:00-8:00。
中心地なのに車も人もいない静かな時間が流れています。
12 : デンマークから日本へ。あなたのクリエイティブ・アプローチは時がたつにつれてどのような形で変化されていますか?
ニコライ・バーグマン :
今のデザインに行き着くまでに、日本の伝統美、漆や着物、神社の鳥居など様々な文化に触れて、単にヨーロピアンスタイルだけでなく、細部にまでこだわるディテールやカラーグラデーションの表現が繊細なものになりました。そして今のスタイルになっていったと感じています。
13 : フラワーアレンジは音楽を聴いたり人と話したりするのと静かな中で集中して.......と、どちらがやりやすいですか?
ニコライ・バーグマン :ざわざわした、忙しいなかで集中するほうです。
14 : 「わびさび」など日本の美を意識される事はよくありますか?
ニコライ・バーグマン :
意識しているというより、自然と感じていると思います。
15 : デンマークにしても日本にしても、流行や伝統は仕事において反映する事はどのくらい重要だとお考えですか?
ニコライ・バーグマン :
とても大切にしています。自分でも好きな物が昔と今で違うように自然と皆さんもトレンドを取り入れているのではないでしょうか?もちろん、伝統スタイルも大事にしつつですが。
16 : 何がグッド・デザインを生み出すのでしょう?
ニコライ・バーグマン :
難しいリクエストに対して、自分自身にプレッシャーをかけながら応えていくことで生み出されていくと思います。
17 : 人生で大きな影響を与えた人物は?
ニコライ・バーグマン :
初めて日本を訪れたときに、迎え入れてくれた人たち。その方がいたからこそ、日本にこれだけ長くいられたんだと思います。
18 : あなたにとって「美しい」とは何ですか?
ニコライ・バーグマン :
どのようにして生まれたのか。どのようにして作られたのか。根源が分からない物を美しく感じます。
19 : フラワーショップではアレンジブーケを目の前で作ってくださるそうですが、クライアントの要求はどのくらい大切ですか?
ニコライ・バーグマン :
一番大切にしないとビジネスができないと思います。
20 : ご自身のクリエイトにおけるアプローチをまとめて一言で言うと?
ニコライ・バーグマン :花材や資材など作り上げる物の言葉を聞く。
21 : 最後にファンへ メッセージや今後のプランなどを御願いします。
ニコライ・バーグマン :
いつか、花柄をデザインした洋服をプロデュースしてみたいです。
ファンの方へ。いつもありがとうございます。FACE BOOKもよろしくおねがいします。
(This email's interview is current as of October. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Nicolai Bergmann
Related website LINK:Nicolai Bergmann
Nicolai Bergmann's Profile
1976年デンマーク・コペンハーゲン生まれ。世界有数の企業とのコラボレーションも多数展開する日本で最も有名なフラワーアーティストの一人。北欧のテイストと日本の感性を組み合わせた独自のスタイルをコンセプトとし、モダンでスタイリッシュなデザインや、印象深いカラーグラデーションなど、ひとつの芸術作品ともいえる完成度の高いデザインを誇っている。現在、南青山のNicolai Bergmann Flowers &Design Flagship Storeをはじめ、国内に7つの拠点を持つ。2011年10月からは北京のChina World Hotelでの全館フラワープロデュースを手がけ、ワールドワイドに活躍の幅を広げている。
・フラワースクールを開催
南青山のフラッグシップストア2F にてフラワースクールを開催。初心者向けコース、中級者向けコース、プリザーブドフラワークラス、土曜クリエイティブワークショップ等、ご自身のレベルに合ったクラス、お好きなテーマのクラスを入会金、年会費不要で1回から気軽に受講できます。なお12月はクリスマスコースです。
Nicolai Bergmann International School of Floristry:03-5464-0716
・公式ムック発売中!!
ニコライ・バーグマンが手がけるフラワーショップ等の紹介、そしてインテリア指南から誌上フラワーレッスンまで盛りだくさんの内容。本人がデザインしたオリジナルの花柄トートバッグの特別付録つき。「nicolai bergmann フラワーアーティスト ニコライ・バーグマンのすべて」1,500円(税込)
・初のオリジナルカレンダー発売中!!
「花時間」編集部とのコラボレーションで、初のオリジナルカレンダーを発売。本人が厳選した北欧と日本のスタイルを融合したモダンでスタイリッシュなフラワーアレンジメントの写真が12か月を彩ります。アレンジメントの解説、使用した花材も掲載。ポストカード6枚の付録付き。
「ニコライ・バーグマン 花カレンダー2012」1,890円(税込)
・フレグランス12/1(木)より発売!「ニコライ バーグマン フローラルノート スペシャルセレクション 2011」
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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2011-12-05
2011-11-05
モーテン·ヘイバーグ ( デザートサーカス ) 2011. November. 10th.
1:では 子供時代の話から始めさせてください。どのような子供時代を過ごしてシェフになられたのですか?
モーテン·ヘイバーグ :
大変注意深く愛情に満ちた両親のもと、素晴らしい、そして安全無事な子供時代を過ごしました。幼少期に、他人を尊敬し、他人に思いやりを持ち、親切にすることを、そして人生を楽しむということを学んだのです。
2:どんなデザートが好きでしたか?
モーテン·ヘイバーグ :
主にアイスクリーム、プディング、それからパウンドケーキを作るのが好きでした。お気に入りはチョコレート・ムースでした・・・
3:あなたのお菓子のビジュアルは アンデルセン童話をしばしば連想させられます。とても可愛いし、みんなに愛されていると思いますが、あなたがお菓子を作る際にどのくらい具体的なイメージを浮かべるのですか?
モーテン·ヘイバーグ :
時にはそうですが、時にはそうではありませんね。 その日の、そしてその(創作に関する)テーマに沿った私の気分によりますから。 (見えないものを)思い浮かべる必要があることもあれば、材料を(実際に)使って作り始めた時にちょうど何かが起こる、ということもあるんですよ・・・
4:絵本からお菓子作りのヒントを得る事はありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
はい、ただし、子供たちと一緒にいることからヒントを得るということのほうが多いですね。 彼らの話を聞いたり、話し方や説明のし方を観察したり・・・ 自分の子供たちの幼稚園で、朝一緒に過ごすこと、一緒に遊ぶことを本当に楽しんでいます・・・朝の間に一時間も幼稚園で過ごすことがあって、そこから意欲や喜びや楽しみをたくさんもらうんです。 Fun(楽しみ)というのは私にとって重要なんです!
5:お菓子作りのインスピレーションをどのように得ていますか?
モーテン·ヘイバーグ :
これを説明しようと思ったら200ページ必要だな・・・ でも端的に言えば、どこからでもインスピレーションを得ていますね・・・
6:大人になったな、と初めて感じたのはいつでしたか?
モーテン·ヘイバーグ :
未だそう感じていません・・・(笑) 大きな少年なもので・・・
7:あなたにとって美しいとは?何を意味しますか?
モーテン·ヘイバーグ :
美しいとはあまりにもたくさんのことを意味しますね。 私にとって、美しいということが大きな意味を持つこともありますが、それに(気持ちの)焦点を合わせない(つまり、それにこだわらない)こともあります。
8:1日のうち 1番好きな時間帯はいつですか?
モーテン·ヘイバーグ :
夕方の時間を楽しみますね・・・日が暮れた後の静けさが好きです・・・ 読書をしたり、友人たちとしゃべったり、自分の(仕事の)チームと新しいアイディアについて議論したりすることが好きで楽しみますが、それらをしばしば夕方の時間に行うのです。
9:あなたにとってお菓子の魅力とは何ですか?
モーテン·ヘイバーグ :
シンプリシティー(シンプルであること)。
10:何かスポーツをしますか?
モーテン·ヘイバーグ :
ランニング、水泳、サイクリング、テニス、そしてモーター・スポーツ。
11:どんな鳥が好きですか?
モーテン·ヘイバーグ :白鳥。
12:東京のグランスタダイニングにパティスリーキハチ&デザートサーカスがありますが、クリエイターとして、シェフとして、このコラボレーションはどのような影響がありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
キハチさんには最も深い尊敬の気持ちを抱いていますから、ご本人や彼のチームと仕事をご一緒できることを誇りに感じます。 東京駅は、東京の中でも最良の場所の一つだと確信していますし、私のブランド、デザートサーカスにとってこの場所は良いもの、また大切なものです、それにパティスリー キハチとのコラボレーションはわれわれにとって素晴らしいことです。
13:文化的背景が違う二人が集まるのは強みなのでしょうか、それともチェレンジなのでしょうか?
モーテン·ヘイバーグ :
大変素晴らしい、前向きなチャレンジです! 気にいって楽しんでいますよ!
14:日本が好きですか?どんな思い出がありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
日本を愛しています!!
日本は私の第二の故郷、ホームから遠く離れたホーム、世界の中でも一番滞在したくてしようがないほど愛している場所なんですよ! ここ4~5年以上の間に、日本でさまざまなものを見て楽しむことができました。 あまりにもたくさんの良い思い出があります。
15:あなたの国の好きなところはどこですか?
モーテン·ヘイバーグ :
デンマークは小さく、純粋で安全な国です。 デンマーク人は、デザイン、良質のもの、食べ物、家族、そしてヒュッゲを楽しみます・・・ われわれは、スローフード、オーガニックフード、フェアートレードに非常に注目しています。 他人との互いの距離が非常に近く、自分たちの家族や友人たちと多くの時間を一緒に過ごします。 そういうことを気にいっています。
注)ヒュッゲとは・・・
「ヒュッゲ」とは、デンマークで最も大切にされる言葉のひとつです。外国語に訳すことはできないとも言われていますが、単純に「居心地よい」あるいは「リラックスする」という意味ではなく、そこにはいつも大切な人や家族が共にあります。人と人との触れ合いから生まれる心のあたたかさのような感覚です。
16:お気に入りの風景はありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
海と森。 自然を愛していますから。
17:時間を旅する事ができるなら、どんな出来事や時代を訪れてみたいですか?
モーテン·ヘイバーグ :
月(つき)かな・・・ (あるいは、富士山・・・不運にも未だ頂上に登ったことがないんですよ・・・)
18:今、興味・関心のあることは 何ですか?
モーテン·ヘイバーグ :
カップケーキ、カップケーキ、そしてカップケーキ・・・ この夏は、大がかりなカップケーキの新刊本を書くのに多くの時間を費やしたので・・・ それから、デンマークでは、私と、親しいシェフたち幾人かで、囚人たちのための料理教室を立ち上げることに夢中になっています。 われわれは、社会が教育をあきらめた人たち、10年以上も監獄に入っている人たちに、人生に他の角度があるということを教えたい。 料理、喜び、より良いライフスタイルを通して、人生の他の角度へその人々を導くことができるということを証明したいと思っています・・・
19:日本のファンにメッセージを御願いします。
モーテン·ヘイバーグ :
日本に関しては、もう何もかもを愛しています! 毎回日本へ来ると、離れる際にはすぐさま恋しくなるんです!! 日本の人々、匂い、光、デザイン、質、友情、チャンス、美しさ --- そして食べ物! 日本でデザートサーカスの仕事を展開できることを大変誇りに思っています!
(This email's interview is current as of September. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Morten Heiberg ( DESSERTCIRKUS )
Related website LINK:DESSERTCIRKUS−mortenheiberg.dk
Translation:IVY INC.
Now on sale:
・デザートサーカス
[単行本]
モーテン ヘイバーグ (著/写真), B.O. イヴァーセン (イラスト)
・デザートサーカスのみんなで作るおいしいお菓子
[単行本]
モーテン ヘイバーグ (著)
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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モーテン·ヘイバーグ :
大変注意深く愛情に満ちた両親のもと、素晴らしい、そして安全無事な子供時代を過ごしました。幼少期に、他人を尊敬し、他人に思いやりを持ち、親切にすることを、そして人生を楽しむということを学んだのです。
2:どんなデザートが好きでしたか?
モーテン·ヘイバーグ :
主にアイスクリーム、プディング、それからパウンドケーキを作るのが好きでした。お気に入りはチョコレート・ムースでした・・・
3:あなたのお菓子のビジュアルは アンデルセン童話をしばしば連想させられます。とても可愛いし、みんなに愛されていると思いますが、あなたがお菓子を作る際にどのくらい具体的なイメージを浮かべるのですか?
モーテン·ヘイバーグ :
時にはそうですが、時にはそうではありませんね。 その日の、そしてその(創作に関する)テーマに沿った私の気分によりますから。 (見えないものを)思い浮かべる必要があることもあれば、材料を(実際に)使って作り始めた時にちょうど何かが起こる、ということもあるんですよ・・・
4:絵本からお菓子作りのヒントを得る事はありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
はい、ただし、子供たちと一緒にいることからヒントを得るということのほうが多いですね。 彼らの話を聞いたり、話し方や説明のし方を観察したり・・・ 自分の子供たちの幼稚園で、朝一緒に過ごすこと、一緒に遊ぶことを本当に楽しんでいます・・・朝の間に一時間も幼稚園で過ごすことがあって、そこから意欲や喜びや楽しみをたくさんもらうんです。 Fun(楽しみ)というのは私にとって重要なんです!
5:お菓子作りのインスピレーションをどのように得ていますか?
モーテン·ヘイバーグ :
これを説明しようと思ったら200ページ必要だな・・・ でも端的に言えば、どこからでもインスピレーションを得ていますね・・・
6:大人になったな、と初めて感じたのはいつでしたか?
モーテン·ヘイバーグ :
未だそう感じていません・・・(笑) 大きな少年なもので・・・
7:あなたにとって美しいとは?何を意味しますか?
モーテン·ヘイバーグ :
美しいとはあまりにもたくさんのことを意味しますね。 私にとって、美しいということが大きな意味を持つこともありますが、それに(気持ちの)焦点を合わせない(つまり、それにこだわらない)こともあります。
8:1日のうち 1番好きな時間帯はいつですか?
モーテン·ヘイバーグ :
夕方の時間を楽しみますね・・・日が暮れた後の静けさが好きです・・・ 読書をしたり、友人たちとしゃべったり、自分の(仕事の)チームと新しいアイディアについて議論したりすることが好きで楽しみますが、それらをしばしば夕方の時間に行うのです。
9:あなたにとってお菓子の魅力とは何ですか?
モーテン·ヘイバーグ :
シンプリシティー(シンプルであること)。
10:何かスポーツをしますか?
モーテン·ヘイバーグ :
ランニング、水泳、サイクリング、テニス、そしてモーター・スポーツ。
11:どんな鳥が好きですか?
モーテン·ヘイバーグ :白鳥。
12:東京のグランスタダイニングにパティスリーキハチ&デザートサーカスがありますが、クリエイターとして、シェフとして、このコラボレーションはどのような影響がありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
キハチさんには最も深い尊敬の気持ちを抱いていますから、ご本人や彼のチームと仕事をご一緒できることを誇りに感じます。 東京駅は、東京の中でも最良の場所の一つだと確信していますし、私のブランド、デザートサーカスにとってこの場所は良いもの、また大切なものです、それにパティスリー キハチとのコラボレーションはわれわれにとって素晴らしいことです。
13:文化的背景が違う二人が集まるのは強みなのでしょうか、それともチェレンジなのでしょうか?
モーテン·ヘイバーグ :
大変素晴らしい、前向きなチャレンジです! 気にいって楽しんでいますよ!
14:日本が好きですか?どんな思い出がありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
日本を愛しています!!
日本は私の第二の故郷、ホームから遠く離れたホーム、世界の中でも一番滞在したくてしようがないほど愛している場所なんですよ! ここ4~5年以上の間に、日本でさまざまなものを見て楽しむことができました。 あまりにもたくさんの良い思い出があります。
15:あなたの国の好きなところはどこですか?
モーテン·ヘイバーグ :
デンマークは小さく、純粋で安全な国です。 デンマーク人は、デザイン、良質のもの、食べ物、家族、そしてヒュッゲを楽しみます・・・ われわれは、スローフード、オーガニックフード、フェアートレードに非常に注目しています。 他人との互いの距離が非常に近く、自分たちの家族や友人たちと多くの時間を一緒に過ごします。 そういうことを気にいっています。
注)ヒュッゲとは・・・
「ヒュッゲ」とは、デンマークで最も大切にされる言葉のひとつです。外国語に訳すことはできないとも言われていますが、単純に「居心地よい」あるいは「リラックスする」という意味ではなく、そこにはいつも大切な人や家族が共にあります。人と人との触れ合いから生まれる心のあたたかさのような感覚です。
16:お気に入りの風景はありますか?
モーテン·ヘイバーグ :
海と森。 自然を愛していますから。
17:時間を旅する事ができるなら、どんな出来事や時代を訪れてみたいですか?
モーテン·ヘイバーグ :
月(つき)かな・・・ (あるいは、富士山・・・不運にも未だ頂上に登ったことがないんですよ・・・)
18:今、興味・関心のあることは 何ですか?
モーテン·ヘイバーグ :
カップケーキ、カップケーキ、そしてカップケーキ・・・ この夏は、大がかりなカップケーキの新刊本を書くのに多くの時間を費やしたので・・・ それから、デンマークでは、私と、親しいシェフたち幾人かで、囚人たちのための料理教室を立ち上げることに夢中になっています。 われわれは、社会が教育をあきらめた人たち、10年以上も監獄に入っている人たちに、人生に他の角度があるということを教えたい。 料理、喜び、より良いライフスタイルを通して、人生の他の角度へその人々を導くことができるということを証明したいと思っています・・・
19:日本のファンにメッセージを御願いします。
モーテン·ヘイバーグ :
日本に関しては、もう何もかもを愛しています! 毎回日本へ来ると、離れる際にはすぐさま恋しくなるんです!! 日本の人々、匂い、光、デザイン、質、友情、チャンス、美しさ --- そして食べ物! 日本でデザートサーカスの仕事を展開できることを大変誇りに思っています!
(This email's interview is current as of September. 2011)
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Posted with permission from Morten Heiberg ( DESSERTCIRKUS )
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Now on sale:
・デザートサーカス
モーテン ヘイバーグ (著/写真), B.O. イヴァーセン (イラスト)
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モーテン ヘイバーグ (著)
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2011-10-05
カリル·ロペ ( ル・クリスタル・ド・セル ) 2011. October. 10th.
1:お店の名前が愛らしいですが 名前の由来を教えてください。
カリル·ロペ :
“クリスタル”は純粋で透明なものを連想させるし、“セル(塩)”は“命”と同義語で、厨房に欠かせないものでもありますよね。当店の厨房がオープンで“透明性”というコンセプトがあること、そして塩(加減)が店の生命であることからこの名前をつけました。
2:シェフとして「食の魅力」についてどうお考えですか?
カリル·ロペ :
料理人にとって「食」は素晴らしい感動で、すべての感覚を“オン”にしてくれます。嗅覚・視覚・味覚によって私たちの想像力と創造力が活性化し、いろんな世界を体験できるんです。
3:料理を創造するとき 何からインスピレーションを受けますか?
カリル·ロペ :
私の場合、主に季節からです。その時節に手に入る旬の素材をできる限り使うようにしています。自然の恵み、自分の欲求、この二つが混ざり合って、それが作りたいメニューとなるんです。特に使いたい食材からも着想を得るし、そうした食材がメイン素材か、一素材となります。あっという間にレシピができあがりア・ラ・カルトに加えるのもあれば、なかなか完成できないのもあって、未完成の料理はまた次の年に完成されるか、別な季節に採り入れられるかです。
4:あなたにとってよい料理、悪い料理とは?
カリル·ロペ :
私にとって良い料理というのは、きちんと手間ひまかけて調理されたもので、ちゃんとした手順で下ごしらえと調理(特別難しいことではなく)がなされ、そして人間味のある仕事がなされてなくてはならない。良い料理はボリューム満点で、リーズナブルで、心を動かすもので……挙げる項目が多くなってしまう!!!悪い料理はそのまったく逆で、箸が進まず、香りも感じられなかったり嫌な匂いがしたり。リーズナブルじゃなく、何ひとつ仕事ができてない。馬鹿にされてるような気がするし、何ひとつ心を動かされない。粗悪な料理というのは詐欺に等しく、失礼です。こういう料理にはたいてい怒りがこみあげます。
5:宇宙人に会ったらどうしますか?
カリル·ロペ :
彼が何を食べ、何を摂取してるのか知りたいね。で、彼から料理を教えてもらって、もしよければ僕の作った料理を食べてもらいたい!
6:家族の団らんを思い浮かべる食べ物は何ですか?
カリル·ロペ :
私が家族を思い出す料理というのは、母が手間ひまかけて作ったものです。まずポ=ト=フ。私の好きな食べ方は、まず最初にブイヨンをフォークで潰した野菜と一緒に味わって、それからちぎったパンをブイヨンにつけて食べる。プール=オ=ポ、これはたっぷりのホワイト・ソースと、米、煮た野菜を添えて食べる(でも、何といってもホワイト・ソースを本当にたっぷり!!!)。母のじゃがいものソテーも素晴らしいものでした。クレープも、私が学校から家に戻るとその匂いで大はしゃぎ。それにママンお手製のレモンの皮を添えたリ・オ・レ(ライス・プディング)。それからアマンド・オ・クロケット。美味しいカリッとした食感のクッキーで、大きなアーモンドが丸ごと入っていた。残念なことに母がレシピを紛失してしまいましたが。
7:日本は好きですか?印象はどうですか?日本の好きな点をひとつだけ教えて下さい。
カリル·ロペ :
日本について知ってるといえるほどじゃなく、残念ながら今のところ一度行っただけ(でもぜひまた行ってみたい)ですが、日本は大好き。見たものすべて素敵だったし、興味深かった。なかでも忘れ難いのは、日本のみなさんの親切な心遣いと臨機応変なもてなしです。すべてが私たちが快適なようにと考えられ、それが機能していました。和食にも夢中で、どの料理にも興味を引かれるし味わってみたい。中には自分の好みじゃない料理もあると分かっていても全部試してみたい。何人かの日本人シェフとも一緒に仕事をしたけれど、特に好感が持てるのは彼らの厳密さ、忍耐強さ、謙虚さ、面倒見の良さ、熱心さです。仕事がきちんとしていて、几帳面で他人を尊重するところが好きです。付き合いのある日本人記者はみなとても丁寧で建設的、いつもスムーズに事が運びますね。今度日本に行けば、まだもっと気づくことがあるでしょう。
8:パリで好きな景色は何ですか?どこですか?どうして?
カリル·ロペ :
サン・ルイ島とノートル=ダムの大聖堂。パリの中心の歴史に包まれたすごく古い界隈にあります。そこで600年の昔に思いを馳せるのが好き。
9:あなたが子供の頃 どんなお菓子が好きでしたか?
カリル·ロペ :
クレープに目がなくて、母はいつも何十枚も作って積み重ねてくれました!!リ・オ・レも、食べられるよう冷えるのを待つのが一番つらかった!チョコレート・ムース、それから、りんごがぎっしりで無添加の生クリームがたっぷりのタルト・タタン!
10:あなたにとって 「静寂」とは何か?
カリル·ロペ :
精神集中とインピレーション。
11:あなたにとって 「デザート」とは何か?
カリル·ロペ :
ハッピー・エンド。そしてこれがなければ食事は終わりません。
12:あなたにとって「美」とは何ですか?
カリル·ロペ :
“感動”です。
13:料理は文化や芸術の一部でしょうか?
カリル·ロペ :
私は両方に属していると思っていて、人間が何世紀もかけて様々なレシピを作り上げてきたという意味において料理はアートだし、世代から世代へと受け継がれていくべきものだという意味では文化ですね。
14:仕事の面白さはどこにありますか?
カリル·ロペ :
結果です。たとえそれが厳しいものであったとしても、ね。料理を愛するには、情熱が必要です。で、私が大切にしているのは、お客さんたちが喜んでくれて、私の料理を食べて感動してくれる瞬間で、つまりそれが私にとっての成功なんです。決して忘れてならないのは、料理は自分自身のためでなく誰かのためにするものだということ。料理というのは正にちょっとしたものを自分から他人に提供するのであって、もし好きで作るのでなければ心のこもった素晴らしいものにはなり得ません。私はいろいろと試行錯誤して結果を探求するのが好きなんだ。料理に多くのエネルギーを費やすれば、自分もまた料理からエネルギーを吸収できる。だから労を惜しんではいけないんだ。また、人とのコミュニケーションも大切にしています。つまり一人でできることはたかが知れているし、料理においては人間関係がうまくいっているときはお互い“あ・うん”の呼吸で通じ合えるんです。
15:あなたが一番気に入っているにおいや香りは何ですか?
カリル·ロペ :
ベルガモット、それにトマトの葉。
16:次に挑戦しようとしていることは?
カリル·ロペ :
いっぱいありすぎて、ひとつには絞れません!!
(This email's interview is current as of August. 2011)
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Posted with permission from Karil Lopez ( Le Cristal de Sel )
Related website LINK:Le Cristal de Sel
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
Restaurant data: Le Cristal de Sel【ル・クリスタル・ド・セル】
13 rue de Mademoiselle 75015 Paris Tel : 01 42 50 35 29
営業時間 : 12:00~14:30 / 19:00~22:30
定休日 : 日・月 メトロ : 8番線 Commerce / Félix Faure
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カリル·ロペ :
“クリスタル”は純粋で透明なものを連想させるし、“セル(塩)”は“命”と同義語で、厨房に欠かせないものでもありますよね。当店の厨房がオープンで“透明性”というコンセプトがあること、そして塩(加減)が店の生命であることからこの名前をつけました。
2:シェフとして「食の魅力」についてどうお考えですか?
カリル·ロペ :
料理人にとって「食」は素晴らしい感動で、すべての感覚を“オン”にしてくれます。嗅覚・視覚・味覚によって私たちの想像力と創造力が活性化し、いろんな世界を体験できるんです。
3:料理を創造するとき 何からインスピレーションを受けますか?
カリル·ロペ :
私の場合、主に季節からです。その時節に手に入る旬の素材をできる限り使うようにしています。自然の恵み、自分の欲求、この二つが混ざり合って、それが作りたいメニューとなるんです。特に使いたい食材からも着想を得るし、そうした食材がメイン素材か、一素材となります。あっという間にレシピができあがりア・ラ・カルトに加えるのもあれば、なかなか完成できないのもあって、未完成の料理はまた次の年に完成されるか、別な季節に採り入れられるかです。
4:あなたにとってよい料理、悪い料理とは?
カリル·ロペ :
私にとって良い料理というのは、きちんと手間ひまかけて調理されたもので、ちゃんとした手順で下ごしらえと調理(特別難しいことではなく)がなされ、そして人間味のある仕事がなされてなくてはならない。良い料理はボリューム満点で、リーズナブルで、心を動かすもので……挙げる項目が多くなってしまう!!!悪い料理はそのまったく逆で、箸が進まず、香りも感じられなかったり嫌な匂いがしたり。リーズナブルじゃなく、何ひとつ仕事ができてない。馬鹿にされてるような気がするし、何ひとつ心を動かされない。粗悪な料理というのは詐欺に等しく、失礼です。こういう料理にはたいてい怒りがこみあげます。
5:宇宙人に会ったらどうしますか?
カリル·ロペ :
彼が何を食べ、何を摂取してるのか知りたいね。で、彼から料理を教えてもらって、もしよければ僕の作った料理を食べてもらいたい!
6:家族の団らんを思い浮かべる食べ物は何ですか?
カリル·ロペ :
私が家族を思い出す料理というのは、母が手間ひまかけて作ったものです。まずポ=ト=フ。私の好きな食べ方は、まず最初にブイヨンをフォークで潰した野菜と一緒に味わって、それからちぎったパンをブイヨンにつけて食べる。プール=オ=ポ、これはたっぷりのホワイト・ソースと、米、煮た野菜を添えて食べる(でも、何といってもホワイト・ソースを本当にたっぷり!!!)。母のじゃがいものソテーも素晴らしいものでした。クレープも、私が学校から家に戻るとその匂いで大はしゃぎ。それにママンお手製のレモンの皮を添えたリ・オ・レ(ライス・プディング)。それからアマンド・オ・クロケット。美味しいカリッとした食感のクッキーで、大きなアーモンドが丸ごと入っていた。残念なことに母がレシピを紛失してしまいましたが。
7:日本は好きですか?印象はどうですか?日本の好きな点をひとつだけ教えて下さい。
カリル·ロペ :
日本について知ってるといえるほどじゃなく、残念ながら今のところ一度行っただけ(でもぜひまた行ってみたい)ですが、日本は大好き。見たものすべて素敵だったし、興味深かった。なかでも忘れ難いのは、日本のみなさんの親切な心遣いと臨機応変なもてなしです。すべてが私たちが快適なようにと考えられ、それが機能していました。和食にも夢中で、どの料理にも興味を引かれるし味わってみたい。中には自分の好みじゃない料理もあると分かっていても全部試してみたい。何人かの日本人シェフとも一緒に仕事をしたけれど、特に好感が持てるのは彼らの厳密さ、忍耐強さ、謙虚さ、面倒見の良さ、熱心さです。仕事がきちんとしていて、几帳面で他人を尊重するところが好きです。付き合いのある日本人記者はみなとても丁寧で建設的、いつもスムーズに事が運びますね。今度日本に行けば、まだもっと気づくことがあるでしょう。
8:パリで好きな景色は何ですか?どこですか?どうして?
カリル·ロペ :
サン・ルイ島とノートル=ダムの大聖堂。パリの中心の歴史に包まれたすごく古い界隈にあります。そこで600年の昔に思いを馳せるのが好き。
9:あなたが子供の頃 どんなお菓子が好きでしたか?
カリル·ロペ :
クレープに目がなくて、母はいつも何十枚も作って積み重ねてくれました!!リ・オ・レも、食べられるよう冷えるのを待つのが一番つらかった!チョコレート・ムース、それから、りんごがぎっしりで無添加の生クリームがたっぷりのタルト・タタン!
10:あなたにとって 「静寂」とは何か?
カリル·ロペ :
精神集中とインピレーション。
11:あなたにとって 「デザート」とは何か?
カリル·ロペ :
ハッピー・エンド。そしてこれがなければ食事は終わりません。
12:あなたにとって「美」とは何ですか?
カリル·ロペ :
“感動”です。
13:料理は文化や芸術の一部でしょうか?
カリル·ロペ :
私は両方に属していると思っていて、人間が何世紀もかけて様々なレシピを作り上げてきたという意味において料理はアートだし、世代から世代へと受け継がれていくべきものだという意味では文化ですね。
14:仕事の面白さはどこにありますか?
カリル·ロペ :
結果です。たとえそれが厳しいものであったとしても、ね。料理を愛するには、情熱が必要です。で、私が大切にしているのは、お客さんたちが喜んでくれて、私の料理を食べて感動してくれる瞬間で、つまりそれが私にとっての成功なんです。決して忘れてならないのは、料理は自分自身のためでなく誰かのためにするものだということ。料理というのは正にちょっとしたものを自分から他人に提供するのであって、もし好きで作るのでなければ心のこもった素晴らしいものにはなり得ません。私はいろいろと試行錯誤して結果を探求するのが好きなんだ。料理に多くのエネルギーを費やすれば、自分もまた料理からエネルギーを吸収できる。だから労を惜しんではいけないんだ。また、人とのコミュニケーションも大切にしています。つまり一人でできることはたかが知れているし、料理においては人間関係がうまくいっているときはお互い“あ・うん”の呼吸で通じ合えるんです。
15:あなたが一番気に入っているにおいや香りは何ですか?
カリル·ロペ :
ベルガモット、それにトマトの葉。
16:次に挑戦しようとしていることは?
カリル·ロペ :
いっぱいありすぎて、ひとつには絞れません!!
(This email's interview is current as of August. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Karil Lopez ( Le Cristal de Sel )
Related website LINK:Le Cristal de Sel
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
Restaurant data: Le Cristal de Sel【ル・クリスタル・ド・セル】
13 rue de Mademoiselle 75015 Paris Tel : 01 42 50 35 29
営業時間 : 12:00~14:30 / 19:00~22:30
定休日 : 日・月 メトロ : 8番線 Commerce / Félix Faure
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2011-08-05
エルヴェ・ピシャ ( アルティザン・テラ ) 2011. August. 10th.
1:プロの職人としてどのようなスタートを切りましたか?
エルヴェ・ピシャ :
14歳でジュニア見習養成としてブランジュリーの仕事を始めました。その後、職業適性証書(C.A.P.)を取得し、補足標記(M.C.)、職業バカロレア(B.P.)を取得しました。
2:この仕事をしていて良かったことは?
エルヴェ・ピシャ:
みなさんにちょっとした素敵なものを提供できるのが嬉しいですね。朝、温かいクロワッサンやバゲットそれにフィセルが焼きたてであればお客さんたちに幸せな気分になってもらえるんです。
3:あなたが考える、美味しいパンとまずいパンの定義を教えていただけますか?
エルヴェ・ピシャ :
美味しいパンはバランスが良く、味や風味が長く損なわれません。また食べたいと思わないのが、まずいパンです。
4:パンは芸術もしくは文化の一端を担うものとお思いですか?
エルヴェ・ピシャ :
もちろん世界的にそうですが、とくにフランスではパンは文化の一部です。日本でお米がそうであるように、パンが主食ですから。
5:何かおすすめはありますか? それはお店のスペシャリテ?
エルヴェ・ピシャ :
今なら「ビション・リヨネ」かな。レモン・クリームがたっぷり詰まったキャラメル・パイです。
6:日本はお好きですか?日本の印象、そしてお気に入りの日本文化をお教えください。
エルヴェ・ピシャ :
日本は僕が深く感銘を受けた国です。初めて来日したときは、街の照明や音楽が違う惑星にいるように感じました。
7:日本の好きな光景はどこで、それはどんな理由からですか?
エルヴェ・ピシャ :京都ですね。癒されるから。
8:フランスでは?
エルヴェ・ピシャ :
僕の出身地だから…リヨン。街中を見渡せるモン・ドールの山からは、晴れた日にはモン・ブランまで見えます
9:あなたにとって静寂とはどういうものですか?
エルヴェ・ピシャ:お客さんのいないお店。ぞっとします(笑)。
10:子供の頃、どんなお菓子が好きでした?
エルヴェ・ピシャ :プロフィットロールが大好物でした。
11:満足できるのは、どんなパンができたとき?
エルヴェ・ピシャ :印象に残って、また食べずにはいられないパン!
12:あなたにとって「美しさ」とは?
エルヴェ・ピシャ :何よりもまず内面の美しさです。
(This email's interview is current as of July. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Hervé Pichard ( ARTISAN TERRA )
Related website LINK:
自然素材にこだわった大地の菓子・大地のパン | LA TERRE ラ・テール
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
エルヴェ・ピシャ氏 職歴について
・シェフ "シュヴァロ"
(M.O.F.のシェフの店ヴァルディゼール)にて
・スーシェフ "ジョクトゥール"
(ポール・ボキューズのブーランジェリーリヨン)にて
・統括シェフ "ジョクトゥール"パリ
(2008年"フィガロの選ぶパン屋"に選ばれた)にて
・"ブーランジェリー ラ・テール"にて現在に至る
ARTISAN TERRA(アルティザン・テラ)
世田谷区下馬2-44-11
TEL: 03-5787-8850
営業時間 10:00〜20:00
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エルヴェ・ピシャ :
14歳でジュニア見習養成としてブランジュリーの仕事を始めました。その後、職業適性証書(C.A.P.)を取得し、補足標記(M.C.)、職業バカロレア(B.P.)を取得しました。
2:この仕事をしていて良かったことは?
エルヴェ・ピシャ:
みなさんにちょっとした素敵なものを提供できるのが嬉しいですね。朝、温かいクロワッサンやバゲットそれにフィセルが焼きたてであればお客さんたちに幸せな気分になってもらえるんです。
3:あなたが考える、美味しいパンとまずいパンの定義を教えていただけますか?
エルヴェ・ピシャ :
美味しいパンはバランスが良く、味や風味が長く損なわれません。また食べたいと思わないのが、まずいパンです。
4:パンは芸術もしくは文化の一端を担うものとお思いですか?
エルヴェ・ピシャ :
もちろん世界的にそうですが、とくにフランスではパンは文化の一部です。日本でお米がそうであるように、パンが主食ですから。
5:何かおすすめはありますか? それはお店のスペシャリテ?
エルヴェ・ピシャ :
今なら「ビション・リヨネ」かな。レモン・クリームがたっぷり詰まったキャラメル・パイです。
6:日本はお好きですか?日本の印象、そしてお気に入りの日本文化をお教えください。
エルヴェ・ピシャ :
日本は僕が深く感銘を受けた国です。初めて来日したときは、街の照明や音楽が違う惑星にいるように感じました。
7:日本の好きな光景はどこで、それはどんな理由からですか?
エルヴェ・ピシャ :京都ですね。癒されるから。
8:フランスでは?
エルヴェ・ピシャ :
僕の出身地だから…リヨン。街中を見渡せるモン・ドールの山からは、晴れた日にはモン・ブランまで見えます
9:あなたにとって静寂とはどういうものですか?
エルヴェ・ピシャ:お客さんのいないお店。ぞっとします(笑)。
10:子供の頃、どんなお菓子が好きでした?
エルヴェ・ピシャ :プロフィットロールが大好物でした。
11:満足できるのは、どんなパンができたとき?
エルヴェ・ピシャ :印象に残って、また食べずにはいられないパン!
12:あなたにとって「美しさ」とは?
エルヴェ・ピシャ :何よりもまず内面の美しさです。
(This email's interview is current as of July. 2011)
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Posted with permission from Hervé Pichard ( ARTISAN TERRA )
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自然素材にこだわった大地の菓子・大地のパン | LA TERRE ラ・テール
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
エルヴェ・ピシャ氏 職歴について
・シェフ "シュヴァロ"
(M.O.F.のシェフの店ヴァルディゼール)にて
・スーシェフ "ジョクトゥール"
(ポール・ボキューズのブーランジェリーリヨン)にて
・統括シェフ "ジョクトゥール"パリ
(2008年"フィガロの選ぶパン屋"に選ばれた)にて
・"ブーランジェリー ラ・テール"にて現在に至る
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世田谷区下馬2-44-11
TEL: 03-5787-8850
営業時間 10:00〜20:00
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2011-07-05
CHAJIN ( フラワーアーティスト ) 2011. July. 10th.
1:「CHAJIN」という名前で活動し始めたきっかけは何なのでしょうか?
CHAJIN :
20年ほど前に、葉山で美術作家の永井宏さんが主宰されていたサンライトギャラリーで初めての個展をさせて頂いたことがきっかけですね。そこで永井さんをはじめ、諸々なクリエイターの方々にたくさん出会って扉が開いたといいますか、探していたものを見つけた感じがありました。
2:「CHAJIN」の名前の由来をうかがってもよろしいでしょうか?
CHAJIN :
お茶目な花を活ける人。という意味です。
隙のない花活けよりも、
どこかクスッと笑っていただけるような感じが好きなので
それを目指したいと言いますか。
おじいちゃんになってもお茶目人間でいたいです(笑)。
3:以前 ロバだったかな...犬ですか...一緒に花屋台をしてらっしゃったとか。そのお話 聞かせて頂けますか?今もすずらん屋台とかされてるという噂を聞きました。
CHAJIN :
花の道に入る時(20年前)に
黒いラブラドールと花屋台をするのが夢だったんですね。
独立してすぐ鎌倉で、
その後青山のカフェと雑貨屋の前で晴れた金曜日にやってました。
半年くらいやりましたが、
売るというよりはあげたりするほうが多かったかな(笑)。
で、肝心の犬は間に合わなかったんです。
だから僕一人でやってました。
それが売れない理由だったかも…(笑)。
スズラン屋台は今でも毎年5月1日に
鎌倉で友人がやっているジャムのお店
“ロミユニコンフィチュール“の前でやっています。
早いもので今年で8回目になりました。
ちなみに5/1はスズランの日といって、
この日に大切な人にスズランを贈ると幸せになるという素敵な日なのです。
僕も今はこの日だけ花屋台を復活できるので毎年楽しみにしています。
できるかぎり続けていきたいですね。
4:「CHAJIN」にとってお花とは?どんな思いがあるのでしょうか?
CHAJIN :
花(活け)は、
その時々の自分がそのまま出ますので、
自己紹介みたいなものといいますか。
体調のように良い時もあれば、
全くさえない時もありますね。
いつも自然体でいれれば良いなと。
5:どんなアレンジを目指していますか?
CHAJIN :
いまは引き算と言いますか、
花そのものの良さを生かしたい
という気持ちになることが多いので、
花材もあまり種類を使わず
活け方自体もシンプルなものがしっくりきますね。
ちなみに昔は、真逆でした。
6:あなたにとって「美しい」とは?
CHAJIN :simple is BEST
7:どのような感情が原動力となっていますか?ひとつだけ教えてください。
CHAJIN :感謝
8:お花を扱うお仕事ですが 最も難しいと思われることは何でしょう?
CHAJIN :
自己表現のための花活けはその時の気持ちの赴くままですが、
誰かやどこかのために活ける際は、
背負う(?)ものがあるのでいろいろと考えます。
それは難しいとも言えますが、
いちばん楽しくて有り難いことでもありますね。
9:鎌倉にお住まいだそうですが 日本らしさを意識されますか?
CHAJIN:
生まれた時から家の周りに神社仏閣が多い状況でしたから
正直あまり意識したことはないですね。
逆にぜんぜん違う街に行った時に感じるかも?
10:日本の美学を反映することは 仕事においてどのくらい重要と思われますか?
CHAJIN :
日本の美学?って何ですか?(笑)
花活けは人となりが反映されますので
いつも心美しくいられることが大事なのかな?
答になってませんね。
11:集中力が必要な職業かと思われますがあなたにとって「静寂」とは?
CHAJIN :
花活けの場合は、別に静かでなくても集中できますね。
修業時代にスナックの中央で酔っぱらいに囲まれながら
活けたりしたこともありましたけど、
すごく上手く活けれましたよ(笑)。
静寂のなかにいる方が、落ち着かないかも?
12:お茶好き と伺いましたが 好きなお茶は?おすすめをひとつ教えていただけますか?
CHAJIN :
紅茶。
CHAJINの前に紅をつけて
紅CHAJIN(紅茶人)と名乗りたいぐらいです。
この頃は国産紅茶ですね。
いまは静岡の生徒さんから頂戴した
水車村の紅茶を愛飲してます。
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :
まるみがあるというか、
やさしいというか…
とにかくおいしいとしか言いようがない。
13:好きなお菓子も ひとつ教えていただけますか?
CHAJIN :
正直ひとつはむずかしいですね。
あえて言うなら
鎌倉にある”美鈴”という和菓子屋の上生菓子です。
料理研究家さん方にもファンが多いそうです。
作家の大佛次郎さんも好んでたそうですよ。
まず食べる前の見た目が美しい。
季節毎に変わるのですが、
花のモチーフが多いのも個人的に嬉しいです。
味は控えめな甘さが良い感じですね。
14:いつも気分転換には何をしますか?
CHAJIN :
これはもう迷わず、プロレス観戦です。
自分にとっては人生哲学にも通じるものです!(笑)
15:アトリエのまわりで気分転換に使う好きな場所を教えてください。
CHAJIN :鶴岡八幡宮の源平池(できれば朝方)
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :
和む、飽きない、etc…。
あとは、幼い頃から見て来た鎌倉の風景が
時代とともにどんどん変わっていってしまうなかで
全く変わらない場所のひとつ、というのもあります。
16:あなたにとって「旅」とは?
CHAJIN :充電、発見、etc…。
17:今迄行った海外で好きな場所を教えてもらっていいですか?
CHAJIN :ハワイ。
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :行けば必ず良いことばかりだったから。
18:好きな音楽は何ですか?
CHAJIN :
ロックとクラシック。
最近はKポップもよく聞きます。
19:ファンにメッセージをお願いします。
CHAJIN :いつもありがとうございます。
(This email's interview is current as of June. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from CHAJIN
Related website LINK:CHAJIN
CHAJIN Profile:
フラワーアーティスト。
オリジナルフラワースタイルCHAJIN主宰。
暮らしまわりの雑貨と季節の花を合わせた個性的でありながらもカジュアルな花あしらいや存在感あるリースの作品が人気。現在、アフタヌーンティーHPや広告誌などで連載中。また、店舗や展示会などの花ディスプレイの他、鎌倉のアトリエと東京各所、静岡、横浜ランドマークにて花教室も定期開催中。
著書に
『CHAJINの花 小さな花あしらいと12ヶ月の花の話
』
『CHAJINの花 季節の花でつくる12ヶ月のリース
』(ともに芸文社)
『CHAJINの花/ポストカードシリーズ(全22種)』(ハートクリエイション)など。
プロレス好き。紅茶好き。愛猫家。鎌倉在住。
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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CHAJIN :
20年ほど前に、葉山で美術作家の永井宏さんが主宰されていたサンライトギャラリーで初めての個展をさせて頂いたことがきっかけですね。そこで永井さんをはじめ、諸々なクリエイターの方々にたくさん出会って扉が開いたといいますか、探していたものを見つけた感じがありました。
2:「CHAJIN」の名前の由来をうかがってもよろしいでしょうか?
CHAJIN :
お茶目な花を活ける人。という意味です。
隙のない花活けよりも、
どこかクスッと笑っていただけるような感じが好きなので
それを目指したいと言いますか。
おじいちゃんになってもお茶目人間でいたいです(笑)。
3:以前 ロバだったかな...犬ですか...一緒に花屋台をしてらっしゃったとか。そのお話 聞かせて頂けますか?今もすずらん屋台とかされてるという噂を聞きました。
CHAJIN :
花の道に入る時(20年前)に
黒いラブラドールと花屋台をするのが夢だったんですね。
独立してすぐ鎌倉で、
その後青山のカフェと雑貨屋の前で晴れた金曜日にやってました。
半年くらいやりましたが、
売るというよりはあげたりするほうが多かったかな(笑)。
で、肝心の犬は間に合わなかったんです。
だから僕一人でやってました。
それが売れない理由だったかも…(笑)。
スズラン屋台は今でも毎年5月1日に
鎌倉で友人がやっているジャムのお店
“ロミユニコンフィチュール“の前でやっています。
早いもので今年で8回目になりました。
ちなみに5/1はスズランの日といって、
この日に大切な人にスズランを贈ると幸せになるという素敵な日なのです。
僕も今はこの日だけ花屋台を復活できるので毎年楽しみにしています。
できるかぎり続けていきたいですね。
4:「CHAJIN」にとってお花とは?どんな思いがあるのでしょうか?
CHAJIN :
花(活け)は、
その時々の自分がそのまま出ますので、
自己紹介みたいなものといいますか。
体調のように良い時もあれば、
全くさえない時もありますね。
いつも自然体でいれれば良いなと。
5:どんなアレンジを目指していますか?
CHAJIN :
いまは引き算と言いますか、
花そのものの良さを生かしたい
という気持ちになることが多いので、
花材もあまり種類を使わず
活け方自体もシンプルなものがしっくりきますね。
ちなみに昔は、真逆でした。
6:あなたにとって「美しい」とは?
CHAJIN :simple is BEST
7:どのような感情が原動力となっていますか?ひとつだけ教えてください。
CHAJIN :感謝
8:お花を扱うお仕事ですが 最も難しいと思われることは何でしょう?
CHAJIN :
自己表現のための花活けはその時の気持ちの赴くままですが、
誰かやどこかのために活ける際は、
背負う(?)ものがあるのでいろいろと考えます。
それは難しいとも言えますが、
いちばん楽しくて有り難いことでもありますね。
9:鎌倉にお住まいだそうですが 日本らしさを意識されますか?
CHAJIN:
生まれた時から家の周りに神社仏閣が多い状況でしたから
正直あまり意識したことはないですね。
逆にぜんぜん違う街に行った時に感じるかも?
10:日本の美学を反映することは 仕事においてどのくらい重要と思われますか?
CHAJIN :
日本の美学?って何ですか?(笑)
花活けは人となりが反映されますので
いつも心美しくいられることが大事なのかな?
答になってませんね。
11:集中力が必要な職業かと思われますがあなたにとって「静寂」とは?
CHAJIN :
花活けの場合は、別に静かでなくても集中できますね。
修業時代にスナックの中央で酔っぱらいに囲まれながら
活けたりしたこともありましたけど、
すごく上手く活けれましたよ(笑)。
静寂のなかにいる方が、落ち着かないかも?
12:お茶好き と伺いましたが 好きなお茶は?おすすめをひとつ教えていただけますか?
CHAJIN :
紅茶。
CHAJINの前に紅をつけて
紅CHAJIN(紅茶人)と名乗りたいぐらいです。
この頃は国産紅茶ですね。
いまは静岡の生徒さんから頂戴した
水車村の紅茶を愛飲してます。
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :
まるみがあるというか、
やさしいというか…
とにかくおいしいとしか言いようがない。
13:好きなお菓子も ひとつ教えていただけますか?
CHAJIN :
正直ひとつはむずかしいですね。
あえて言うなら
鎌倉にある”美鈴”という和菓子屋の上生菓子です。
料理研究家さん方にもファンが多いそうです。
作家の大佛次郎さんも好んでたそうですよ。
まず食べる前の見た目が美しい。
季節毎に変わるのですが、
花のモチーフが多いのも個人的に嬉しいです。
味は控えめな甘さが良い感じですね。
14:いつも気分転換には何をしますか?
CHAJIN :
これはもう迷わず、プロレス観戦です。
自分にとっては人生哲学にも通じるものです!(笑)
15:アトリエのまわりで気分転換に使う好きな場所を教えてください。
CHAJIN :鶴岡八幡宮の源平池(できれば朝方)
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :
和む、飽きない、etc…。
あとは、幼い頃から見て来た鎌倉の風景が
時代とともにどんどん変わっていってしまうなかで
全く変わらない場所のひとつ、というのもあります。
16:あなたにとって「旅」とは?
CHAJIN :充電、発見、etc…。
17:今迄行った海外で好きな場所を教えてもらっていいですか?
CHAJIN :ハワイ。
その理由を少しご説明いただけますか?
CHAJIN :行けば必ず良いことばかりだったから。
18:好きな音楽は何ですか?
CHAJIN :
ロックとクラシック。
最近はKポップもよく聞きます。
19:ファンにメッセージをお願いします。
CHAJIN :いつもありがとうございます。
(This email's interview is current as of June. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from CHAJIN
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CHAJIN Profile:
フラワーアーティスト。
オリジナルフラワースタイルCHAJIN主宰。
暮らしまわりの雑貨と季節の花を合わせた個性的でありながらもカジュアルな花あしらいや存在感あるリースの作品が人気。現在、アフタヌーンティーHPや広告誌などで連載中。また、店舗や展示会などの花ディスプレイの他、鎌倉のアトリエと東京各所、静岡、横浜ランドマークにて花教室も定期開催中。
著書に
『CHAJINの花 小さな花あしらいと12ヶ月の花の話
『CHAJINの花 季節の花でつくる12ヶ月のリース
『CHAJINの花/ポストカードシリーズ(全22種)』(ハートクリエイション)など。
プロレス好き。紅茶好き。愛猫家。鎌倉在住。
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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2011-06-05
パトリック・ルメル ( ル・コルドン・ブルー ) 2011. June. 10th.
1:どのような形でお仕事を始められたのですか?
パトリック・ルメル :
この仕事を始めたのは15歳の時のパティスリーでの研修が最初でした。その後、2年間お店で見習いをしてディプロム(免状)をとりました。
2:仕事の面白さはどこにありますか?
パトリック・ルメル :
芸術的側面、創造性、そしてお菓子によって人々に喜びを提供できる点です。
3:パティスリーを作る時のインスピレーションは何?
パトリック・ルメル :
自分の経験、好み、取り巻く環境など。新しい味を発見するようにしています。
4:日本は気に入っていますか?日本での暮らしはいかがですか?
パトリック・ルメル :
日本は大好きです。快適で心地よく利便性の高い暮らしですし、人への思いやりに感銘を受けます。特に、敬虔さが素晴らしいと思います。
5:あなたにとってよいお菓子、悪いお菓子とは?
パトリック・ルメル :
良いお菓子は人を驚かし、また食べたいと思わせるものです。悪いお菓子とは嫌な味が長く残ってしまうものです。。。
6:何がおすすめですか?
パトリック・ルメル :
好みによると思いますが、私自身はババ・ラムやアンブルが気に入っています。
7:お客様が満足するには何が大切ですか?
あなたの抱く「おもてなし」とはどんなイメージですか?
パトリック・ルメル :
きちんとしたサービスを受けること、特に商品に関してきちんと説明を受けることです。どんなイメージを受けるかはサービスする側にかかっています。
8:あなたにとって 「美しい」とは何でしょうか?
パトリック・ルメル :
美しさ、それは見ること、見つめることによる、目で味わう喜びです。
9:あなたが子どもの頃 どんなお菓子が好きでしたか?
パトリック・ルメル:
エクレア、サントノーレ、ルリジューズ、フラン、ダルトワ、ババ・シャンティイーが好きでした。
10:次に挑戦しようとしていることは?
パトリック・ルメル :
ル・コルドン・ブルーで教えることに大きな喜びを感じていますので、続けていきます。
(This email's interview is current as of June. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Le Cordon Bleu
All rights reserved by Patrick LEMESLE
Japanese answer : Le Cordon Bleu
Related website LINK:ル・コルドン・ブルー
パトリック・ルメル プロフィール:
パトリックシェフは、豊かな酪農地帯として有名なフランス北部のノルマンディー地方、港町ル・アーブルの出身です。多くのパティシエを目指す少年たちが15歳の若さで修行を始めるように、パトリックシェフも地元の町の菓子屋で修行を始めました。実は、初めからパティシエを目指していたわけではなかったのですが親方がパトリックシェフの内に眠っていたパティシエとしての才能を引き出してくれました。そしてパティシエとしての技術を磨くためにパリを目指し、10年以上の経験を積みました。パリでは1988年からメゾン・カイザーで菓子部門のシェフとして7年間に渡って指揮を執り、多くの新店舗のオープニング、新しい菓子のコレクションの開発にあたりました。シェフのは、プチ・ガトーやアントルメ、タルト、特に季節のフルーツをふんだんに使ったスイーツが得意です。また、お菓子のモダンなデザインや、ジャスミン、ヒナゲシ、野バラ、ラベンダー、スミレといった花の香りをお菓子の味とを融合させることにも興味を持っています。
ル・コルドン・ブルー
パリで1895年に創設された歴史ある料理学校。フランス料理の発展とともに歩み、時代が変わっても愛され続けるクラシックな料理から、新しい技法を取り入れ、進化し続ける現代のフランス料理まで、その時代を担うシェフたちとともに、フランスの料理芸術を継承、世界に向かって発信してきましたル・コルドン・ブルー日本校は、フランス・パリ校と同じ教育システムをとり、日本にいながらにして、フランスの味と技を五感で感じながら、フランス料理・菓子・パンの技術が学べる唯一の学校です。
ル・コルドン・ブルー内 ラ・ブティック
ル・コルドン・ブルーの質の高さを体験できるデリやスイーツ、パンを味わうことができるカフェ。
渋谷区猿楽町28-13 ROOB-1
火曜~日曜 9:30~18:30 定休:月曜日
TEL: 03-5457-2407
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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パトリック・ルメル :
この仕事を始めたのは15歳の時のパティスリーでの研修が最初でした。その後、2年間お店で見習いをしてディプロム(免状)をとりました。
2:仕事の面白さはどこにありますか?
パトリック・ルメル :
芸術的側面、創造性、そしてお菓子によって人々に喜びを提供できる点です。
3:パティスリーを作る時のインスピレーションは何?
パトリック・ルメル :
自分の経験、好み、取り巻く環境など。新しい味を発見するようにしています。
4:日本は気に入っていますか?日本での暮らしはいかがですか?
パトリック・ルメル :
日本は大好きです。快適で心地よく利便性の高い暮らしですし、人への思いやりに感銘を受けます。特に、敬虔さが素晴らしいと思います。
5:あなたにとってよいお菓子、悪いお菓子とは?
パトリック・ルメル :
良いお菓子は人を驚かし、また食べたいと思わせるものです。悪いお菓子とは嫌な味が長く残ってしまうものです。。。
6:何がおすすめですか?
パトリック・ルメル :
好みによると思いますが、私自身はババ・ラムやアンブルが気に入っています。
7:お客様が満足するには何が大切ですか?
あなたの抱く「おもてなし」とはどんなイメージですか?
パトリック・ルメル :
きちんとしたサービスを受けること、特に商品に関してきちんと説明を受けることです。どんなイメージを受けるかはサービスする側にかかっています。
8:あなたにとって 「美しい」とは何でしょうか?
パトリック・ルメル :
美しさ、それは見ること、見つめることによる、目で味わう喜びです。
9:あなたが子どもの頃 どんなお菓子が好きでしたか?
パトリック・ルメル:
エクレア、サントノーレ、ルリジューズ、フラン、ダルトワ、ババ・シャンティイーが好きでした。
10:次に挑戦しようとしていることは?
パトリック・ルメル :
ル・コルドン・ブルーで教えることに大きな喜びを感じていますので、続けていきます。
(This email's interview is current as of June. 2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Le Cordon Bleu
All rights reserved by Patrick LEMESLE
Japanese answer : Le Cordon Bleu
Related website LINK:ル・コルドン・ブルー
パトリック・ルメル プロフィール:
パトリックシェフは、豊かな酪農地帯として有名なフランス北部のノルマンディー地方、港町ル・アーブルの出身です。多くのパティシエを目指す少年たちが15歳の若さで修行を始めるように、パトリックシェフも地元の町の菓子屋で修行を始めました。実は、初めからパティシエを目指していたわけではなかったのですが親方がパトリックシェフの内に眠っていたパティシエとしての才能を引き出してくれました。そしてパティシエとしての技術を磨くためにパリを目指し、10年以上の経験を積みました。パリでは1988年からメゾン・カイザーで菓子部門のシェフとして7年間に渡って指揮を執り、多くの新店舗のオープニング、新しい菓子のコレクションの開発にあたりました。シェフのは、プチ・ガトーやアントルメ、タルト、特に季節のフルーツをふんだんに使ったスイーツが得意です。また、お菓子のモダンなデザインや、ジャスミン、ヒナゲシ、野バラ、ラベンダー、スミレといった花の香りをお菓子の味とを融合させることにも興味を持っています。
ル・コルドン・ブルー
パリで1895年に創設された歴史ある料理学校。フランス料理の発展とともに歩み、時代が変わっても愛され続けるクラシックな料理から、新しい技法を取り入れ、進化し続ける現代のフランス料理まで、その時代を担うシェフたちとともに、フランスの料理芸術を継承、世界に向かって発信してきましたル・コルドン・ブルー日本校は、フランス・パリ校と同じ教育システムをとり、日本にいながらにして、フランスの味と技を五感で感じながら、フランス料理・菓子・パンの技術が学べる唯一の学校です。
ル・コルドン・ブルー内 ラ・ブティック
ル・コルドン・ブルーの質の高さを体験できるデリやスイーツ、パンを味わうことができるカフェ。
渋谷区猿楽町28-13 ROOB-1
火曜~日曜 9:30~18:30 定休:月曜日
TEL: 03-5457-2407
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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フランソワ・プラリュ ( パティシエ, ショコラティエ ) 2011. June. 10th.
1:まず初めに、ご自身のカカオ・プランテーションをお持ちですね。
これはすごいことです。あなたにとってショコラとは何でしょう?
フランソワ・プラリュ :
モチヴェーションであり、官能的なものです。旅行への興味をかきたてる、世界中の香り(ジャスミン、煙草、胡椒やスパイス…)が渾然一体となったもの。
2:ノシ=ベ島(マダガスカル共和国)がお好きですか?
最初、何に一番心を奪われましたか?
フランソワ・プラリュ :島の美しさ、美しい小さな山々です。
3:ノシ=ベはイラン・イラン、それに胡椒やヴァニラの香る島だと聞いています。お好きな香りは?
フランソワ・プラリュ :
イラン・イランですね。
ノシ=ベそのものの香りといっていいでしょう。空港に降り立った瞬間から匂い、散歩中も常にその香りに包まれているほどです。
4:フランスではどんな風景がお好きですか? 場所と理由を教えて下さい。
フランソワ・プラリュ :
マルスという街です。
プラリュ家発祥の地ですし、コート・ロアネーズの山々が絶景です。
5:外国旅行ではどういったことが楽しいですか?
フランソワ・プラリュ :
人との出会い、それにその土地原産のカカオとの出合いです。
6:ご自身のブティックを東京の銀座三越にオープンされたのは?
フランソワ・プラリュ :
日本における私どものパートナー・三越から声をかけてくれました。そして銀座三越に出店するという素晴らしい機会をくださったんです。
7:日本の印象はいかがですか?
フランソワ・プラリュ :
みなさん礼節があり実直で勤勉、そして親切です。
8:看板商品の「プラリュリン」と「プラリュジェンヌ」について簡単に教えていただけますか?また、何から菓子作りのインスピレーションを受けますか?
フランソワ・プラリュ :
「プラリュリン」は、私の父であるオーギュスト・プラリュによって作り出されました。『プラリュジェンヌ」は私が作りました。ある週末、サン・トロペで名物のヴァニラ風味のクリーム・タルト「トロペジェンヌ」を食べてみて、「プラリュリン」と「トロペジェンヌ」をミックスした菓子を作るアイディアが浮かんだんです。
9:お客さまに喜んでもらうため、大切なことは?
フランソワ・プラリュ:最高級のショコラ・菓子を作ること。
10:ショコラ作り・菓子作りのモチヴェーションとなっているのは?
フランソワ・プラリュ :人々との出逢い、それに旅することです。
11:ショコラは万能薬といわれています…たとえば美容にも効くし、病にも、精神安定にも…。いかが思われますか?
フランソワ・プラリュ :
それは本当ですよ! ショコラは一日に30か40グラムほどなら食べても太ったりしません。マグネシウムや抗酸化物質が含まれているし…。マグネシウムは幸せな気分を呼び覚ます、といいますし。(ショコラは)みんなを幸せにしてくれるものなんです。
12:仕事をしていて、一番満ち足りた気分になるのはどんなときですか?
フランソワ・プラリュ :
新作ショコラや菓子、またそのパッケージを考案・製作しているとき。
13:お菓子は芸術、あるいは文化のひとつだとお考えですか?
フランソワ・プラリュ :芸術ですね。
14:あなたにとって幸せな人生とは?
フランソワ・プラリュ :
情熱をもてる仕事があり、家族・友人たちに囲まれて暮らす。だって健全でしょ。
15:あなたにとって美しさとは?
フランソワ・プラリュ :
外面的な美と内面的な美の調和。
それは生きる物、つまり人間の美しさです。
16:ショコラティエやパティシエを目指す若者へアドヴァイスをお願いできますか?
フランソワ・プラリュ :
もちろんです。まず、お菓子やショコラに愛情をもつこと、労を惜しんではいけないということ。そして、自分を信じることです。
17:日本のファンへ向けて、メッセージを下さいますか?
フランソワ・プラリュ :
日本を襲った震災に立ち向かうみなさんの勇気、人間としての誇りに敬意を表します。みなさんに惜しみない応援と友情を送ります。
(This email's interview is current as of May. 2011)
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Posted with permission from François Pralus
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
Related website LINK:フランソワ・プラリュ
メゾン・プラリュについて:
オーギュスト・プラリュがリヨンの南、ロアンヌにパティスリーを開業したのは1948年。開業当初からクオリティーの高い商品を作り続け、1955年、MOF(フランス最高職人賞)パティシエ部門を獲得する。同じ頃、アーモンドをピンク色の砂糖衣でおおった地元の名物「プラリーヌ」をふんだんに生地に混ぜ込んだブリオッシュ「プラリュリーヌ」Pralulineを作り出すと、プラリュの名前はフランス内外で一躍知られるようになった。メゾン・プラリュは1988年、オーギュストから息子フランソワに受け継がれる。フランソワは父の元でパティスリーの基礎を学んだ後、リヨンの「ベルナション」、パリの「ルノートル」など、フランス各地の名店で修行を積み、父から店をまかされるようになると、チョコレートの製造専用のラボを作ろうと決心した。現在プラリュのラボでは、カカオの焙煎からパッケージまで、フランソワ以下35人のスタッフが精力的に働き、最高品質のチョコレートを製造している。フランソワ・プラリュは、フランスに3人しか存在しない、”カカオ豆からチョコレートを作るショコラティエ”のひとり。現在、フランスで6店舗を展開する。一番新しいショップは、2008年10月にオープンしたばかりのパリ店(パリ4区、マレ地区Rambuteau通り35番地)。2003年からはアメリカ、日本、ヨーロッパ各国にもチョコレートを輸出している。
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これはすごいことです。あなたにとってショコラとは何でしょう?
フランソワ・プラリュ :
モチヴェーションであり、官能的なものです。旅行への興味をかきたてる、世界中の香り(ジャスミン、煙草、胡椒やスパイス…)が渾然一体となったもの。
2:ノシ=ベ島(マダガスカル共和国)がお好きですか?
最初、何に一番心を奪われましたか?
フランソワ・プラリュ :島の美しさ、美しい小さな山々です。
3:ノシ=ベはイラン・イラン、それに胡椒やヴァニラの香る島だと聞いています。お好きな香りは?
フランソワ・プラリュ :
イラン・イランですね。
ノシ=ベそのものの香りといっていいでしょう。空港に降り立った瞬間から匂い、散歩中も常にその香りに包まれているほどです。
4:フランスではどんな風景がお好きですか? 場所と理由を教えて下さい。
フランソワ・プラリュ :
マルスという街です。
プラリュ家発祥の地ですし、コート・ロアネーズの山々が絶景です。
5:外国旅行ではどういったことが楽しいですか?
フランソワ・プラリュ :
人との出会い、それにその土地原産のカカオとの出合いです。
6:ご自身のブティックを東京の銀座三越にオープンされたのは?
フランソワ・プラリュ :
日本における私どものパートナー・三越から声をかけてくれました。そして銀座三越に出店するという素晴らしい機会をくださったんです。
7:日本の印象はいかがですか?
フランソワ・プラリュ :
みなさん礼節があり実直で勤勉、そして親切です。
8:看板商品の「プラリュリン」と「プラリュジェンヌ」について簡単に教えていただけますか?また、何から菓子作りのインスピレーションを受けますか?
フランソワ・プラリュ :
「プラリュリン」は、私の父であるオーギュスト・プラリュによって作り出されました。『プラリュジェンヌ」は私が作りました。ある週末、サン・トロペで名物のヴァニラ風味のクリーム・タルト「トロペジェンヌ」を食べてみて、「プラリュリン」と「トロペジェンヌ」をミックスした菓子を作るアイディアが浮かんだんです。
9:お客さまに喜んでもらうため、大切なことは?
フランソワ・プラリュ:最高級のショコラ・菓子を作ること。
10:ショコラ作り・菓子作りのモチヴェーションとなっているのは?
フランソワ・プラリュ :人々との出逢い、それに旅することです。
11:ショコラは万能薬といわれています…たとえば美容にも効くし、病にも、精神安定にも…。いかが思われますか?
フランソワ・プラリュ :
それは本当ですよ! ショコラは一日に30か40グラムほどなら食べても太ったりしません。マグネシウムや抗酸化物質が含まれているし…。マグネシウムは幸せな気分を呼び覚ます、といいますし。(ショコラは)みんなを幸せにしてくれるものなんです。
12:仕事をしていて、一番満ち足りた気分になるのはどんなときですか?
フランソワ・プラリュ :
新作ショコラや菓子、またそのパッケージを考案・製作しているとき。
13:お菓子は芸術、あるいは文化のひとつだとお考えですか?
フランソワ・プラリュ :芸術ですね。
14:あなたにとって幸せな人生とは?
フランソワ・プラリュ :
情熱をもてる仕事があり、家族・友人たちに囲まれて暮らす。だって健全でしょ。
15:あなたにとって美しさとは?
フランソワ・プラリュ :
外面的な美と内面的な美の調和。
それは生きる物、つまり人間の美しさです。
16:ショコラティエやパティシエを目指す若者へアドヴァイスをお願いできますか?
フランソワ・プラリュ :
もちろんです。まず、お菓子やショコラに愛情をもつこと、労を惜しんではいけないということ。そして、自分を信じることです。
17:日本のファンへ向けて、メッセージを下さいますか?
フランソワ・プラリュ :
日本を襲った震災に立ち向かうみなさんの勇気、人間としての誇りに敬意を表します。みなさんに惜しみない応援と友情を送ります。
(This email's interview is current as of May. 2011)
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Posted with permission from François Pralus
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata
Related website LINK:フランソワ・プラリュ
メゾン・プラリュについて:
オーギュスト・プラリュがリヨンの南、ロアンヌにパティスリーを開業したのは1948年。開業当初からクオリティーの高い商品を作り続け、1955年、MOF(フランス最高職人賞)パティシエ部門を獲得する。同じ頃、アーモンドをピンク色の砂糖衣でおおった地元の名物「プラリーヌ」をふんだんに生地に混ぜ込んだブリオッシュ「プラリュリーヌ」Pralulineを作り出すと、プラリュの名前はフランス内外で一躍知られるようになった。メゾン・プラリュは1988年、オーギュストから息子フランソワに受け継がれる。フランソワは父の元でパティスリーの基礎を学んだ後、リヨンの「ベルナション」、パリの「ルノートル」など、フランス各地の名店で修行を積み、父から店をまかされるようになると、チョコレートの製造専用のラボを作ろうと決心した。現在プラリュのラボでは、カカオの焙煎からパッケージまで、フランソワ以下35人のスタッフが精力的に働き、最高品質のチョコレートを製造している。フランソワ・プラリュは、フランスに3人しか存在しない、”カカオ豆からチョコレートを作るショコラティエ”のひとり。現在、フランスで6店舗を展開する。一番新しいショップは、2008年10月にオープンしたばかりのパリ店(パリ4区、マレ地区Rambuteau通り35番地)。2003年からはアメリカ、日本、ヨーロッパ各国にもチョコレートを輸出している。
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2011-03-05
田中 聡 ( CALVA ) 2011. March. 10th.
1:どうしてお店を開かれたのですか?そのきっかけを教えてください。
Satoshi TANAKA :
両親がここで34年間洋菓子屋を営んでおり、生まれた頃からそんな環境で育ったせいか、昔からいつかはお店をやりたいと思っていました。まさか同じ道に進むとは思ってませんでしたが・・・
2:どんなパンを作っていますか?自分のパンのアプローチをひとことで言うと?
Satoshi TANAKA :
自分の分身
物には作り手の想いが反映されると思います。自分が体験してきた楽しいことやつらいこと。たくさんの想いが色々なパンに少しずつ影響しているという意味で。
3:パンのプロセスにとって一番難しいと思うものは?
Satoshi TANAKA :
パンは生き物です。僕たちの仕事は彼らが良い状態で育ってくれる手助けをすること。食材の状態や気候などで同じ物でも作り方が変わっていきます。それを如何にコントロールして毎日同じ環境を作ってやれるかという所に一番神経を使います。 レシピなんかは二の次です。
4:お店のまわりで気分転換に使う好きな場所を教えてください。
Satoshi TANAKA :
念願の自分の店なのでここが一番好きですが、強いて上げるならこの建物の3Fにあるフランス料理店「シェ・ケンタロウ」のバーカウンター。ここで僕と弟でシェフ・パテシエの田中二朗、「シェ・ケンタロウ」のシェフ鈴木謙太郎の3人でエスプレッソを飲みながらくだらない話をしているとき。ここで色々なアイデアが浮かぶこともしばしば。
5:フランス・ノルマンディーでパンについて勉強されたと聞きました。どんな感じだったのですか?
Satoshi TANAKA :
実際にはノルマンディーでは語学勉強をしていてパンを作ってはいません。働いていたのはシャモニー。ノルマンディーにある国立パン学校の入学試験(といっても面接ですが・・・)に受かったのですが、日本での就職が決まり、断念。
6:フランスと日本の違い、難しさはありましたか?
Satoshi TANAKA :
作ることに関してはそれほど問題なくできました。それよりもしっかり自分の意見を伝えられないときついかなと思いました。フランス人はみんな自分の意見を持っているし、日本のように空気を読むなんて感じはまったくないので。自分の言いたいことはしっかり伝える。一度や二度断られてもあきらめずに主張していると通ってしまうことが何度もありました。
7:パンの他にフランスで何を学びましたか?
Satoshi TANAKA :
生き方。
フランス滞在時に1ヶ月ヨーロッパを旅しました。色々な人種、価値観、考え方に触れることができて、たくさん考えさせられた。国の内戦で戦場へ行った人や、貧しくて一生自分の国から出ることができない人々。僕が訪れた数週間後に空爆を受けた町なんかもありました。自分がどれだけ幸せな環境にいるかということを痛いほど感じました。でも、そんな環境にいる人たちの目はみんなギラギラしていて良い顔してました。
8:フランスでお気に入りの場所を教えてください。
Satoshi TANAKA :
バス・ノルマンディーの首都CAEN。僕の出発の地
9:シャモニーでの仕事でパンを沢山作られたそうですが その他いかがでしたか?
Satoshi TANAKA :
楽しかった。サヴォワ地方の見本市に僕のいたパン屋さんが出展したのですが、日本人なんていなかったのでみんな僕を変な目で見る。フランス語が話せるとわかったら急に質問攻め。終いには散々ワインを飲まされベロベロ。帰りは同僚のフランス人の車で・・・運転がひどいのなんのって・・・
10:フランス語の習得は難しかったですか?
Satoshi TANAKA :<
最初は学校の授業でまじめにノート取ったりしてたのですが、だんだん嫌になってきて・・・1ヵ月後にはノートどころかテキストも持っていかずただ授業を聞いてるだけ。学校が終わったらカフェに行ってぼーっと周りの会話を聞いてるだけ。これで話せるようになりました(笑)
11:自分にとってのビックチャンスはいつでしたか?
Satoshi TANAKA :
フランスから帰ってきて丸の内に出店準備をしていたレストラン「ミクニズ・カフェ・マルノウチ」に就職したとき。ここでの経験が今の僕にとって大切な宝物になってます。
12:フランスらしさを反映することはお店にとってどんな意味がありますか?
Satoshi TANAKA :
あまりフランスらしさを意識しているつもりはないです。自分が今まで経験してきたことを形にしたらこうなったってところ。
13:流行をどう意識していますか?
Satoshi TANAKA :
常にアンテナは張っていますが、あまり流行に飛びつく事はないです。基本的に人と同じ事をするのが嫌なので。
14:ぜひ自分のパンにしてみたいパンは?
Satoshi TANAKA :
最近ドイツパンを勉強中。渋いですよこいつらは。
15:「おいしい」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
しあわせ
16:「リラックス」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
遊ぶこと 良い仕事をするにはたくさん遊ぶことが大切だと思うので。
17:「旅」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
人生そのもの 出会いや別れ、喜びや悲しみ。たくさんのことを教えてくれる。
18:ファンにコメントをお願いします
Satoshi TANAKA :
いつもCALVAをご利用頂きありがとうございます。
これからもスタッフ一同がんばって行きますのでどうぞよろしくお願いします。
(This email's interview is current as of March.2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from Satoshi TANAKA ( CALVA )
田中 聡 ( Satoshi TANAKA / CALVA ) Profile :
1974年神奈川県生まれ
1993年東京プリンスホテル入社
1998年渡仏 ノルマンディー地方CAENでf語学を学んだ後サヴォワ地方CHAMONIXの「SANT HUBERT」で研修
1999年帰国後「ミクニズ・カフェ・マルノウチ」でシェフ・ブーランジェとして勤務
2009年鎌倉市大船に「Boulangere Patisserie CALVA」をオープン
Boulangerie CALVAについて
大船で34年間両親が営んできた菓子店「エミール」の場所にパテシエである弟と「CALVA」をオープン。二人の友人である鈴木謙太郎が同ビル3Fにフランス料理店「シェ・ケンタロウ」を同日オープン。パン、菓子、料理それぞれのプロフェッショナルが独立しつつ互いに交わりながら高いレベルで「食」を提供していくありそうでなかった店。
SHOP DATA:
Boulangerie & Patisserie CALVA
ブーランジュリー・パティスリー カルヴァ
鎌倉市大船1-12-18 エミールビル1F
営業時間 7:30-21:00
定休日 火曜 第三水曜日
Related website LINK:Boulangerie & Patisserie CALVA
Questioner: Yukiko Yamaguchi
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Satoshi TANAKA :
両親がここで34年間洋菓子屋を営んでおり、生まれた頃からそんな環境で育ったせいか、昔からいつかはお店をやりたいと思っていました。まさか同じ道に進むとは思ってませんでしたが・・・
2:どんなパンを作っていますか?自分のパンのアプローチをひとことで言うと?
Satoshi TANAKA :
自分の分身
物には作り手の想いが反映されると思います。自分が体験してきた楽しいことやつらいこと。たくさんの想いが色々なパンに少しずつ影響しているという意味で。
3:パンのプロセスにとって一番難しいと思うものは?
Satoshi TANAKA :
パンは生き物です。僕たちの仕事は彼らが良い状態で育ってくれる手助けをすること。食材の状態や気候などで同じ物でも作り方が変わっていきます。それを如何にコントロールして毎日同じ環境を作ってやれるかという所に一番神経を使います。 レシピなんかは二の次です。
4:お店のまわりで気分転換に使う好きな場所を教えてください。
Satoshi TANAKA :
念願の自分の店なのでここが一番好きですが、強いて上げるならこの建物の3Fにあるフランス料理店「シェ・ケンタロウ」のバーカウンター。ここで僕と弟でシェフ・パテシエの田中二朗、「シェ・ケンタロウ」のシェフ鈴木謙太郎の3人でエスプレッソを飲みながらくだらない話をしているとき。ここで色々なアイデアが浮かぶこともしばしば。
5:フランス・ノルマンディーでパンについて勉強されたと聞きました。どんな感じだったのですか?
Satoshi TANAKA :
実際にはノルマンディーでは語学勉強をしていてパンを作ってはいません。働いていたのはシャモニー。ノルマンディーにある国立パン学校の入学試験(といっても面接ですが・・・)に受かったのですが、日本での就職が決まり、断念。
6:フランスと日本の違い、難しさはありましたか?
Satoshi TANAKA :
作ることに関してはそれほど問題なくできました。それよりもしっかり自分の意見を伝えられないときついかなと思いました。フランス人はみんな自分の意見を持っているし、日本のように空気を読むなんて感じはまったくないので。自分の言いたいことはしっかり伝える。一度や二度断られてもあきらめずに主張していると通ってしまうことが何度もありました。
7:パンの他にフランスで何を学びましたか?
Satoshi TANAKA :
生き方。
フランス滞在時に1ヶ月ヨーロッパを旅しました。色々な人種、価値観、考え方に触れることができて、たくさん考えさせられた。国の内戦で戦場へ行った人や、貧しくて一生自分の国から出ることができない人々。僕が訪れた数週間後に空爆を受けた町なんかもありました。自分がどれだけ幸せな環境にいるかということを痛いほど感じました。でも、そんな環境にいる人たちの目はみんなギラギラしていて良い顔してました。
8:フランスでお気に入りの場所を教えてください。
Satoshi TANAKA :
バス・ノルマンディーの首都CAEN。僕の出発の地
9:シャモニーでの仕事でパンを沢山作られたそうですが その他いかがでしたか?
Satoshi TANAKA :
楽しかった。サヴォワ地方の見本市に僕のいたパン屋さんが出展したのですが、日本人なんていなかったのでみんな僕を変な目で見る。フランス語が話せるとわかったら急に質問攻め。終いには散々ワインを飲まされベロベロ。帰りは同僚のフランス人の車で・・・運転がひどいのなんのって・・・
10:フランス語の習得は難しかったですか?
Satoshi TANAKA :<
最初は学校の授業でまじめにノート取ったりしてたのですが、だんだん嫌になってきて・・・1ヵ月後にはノートどころかテキストも持っていかずただ授業を聞いてるだけ。学校が終わったらカフェに行ってぼーっと周りの会話を聞いてるだけ。これで話せるようになりました(笑)
11:自分にとってのビックチャンスはいつでしたか?
Satoshi TANAKA :
フランスから帰ってきて丸の内に出店準備をしていたレストラン「ミクニズ・カフェ・マルノウチ」に就職したとき。ここでの経験が今の僕にとって大切な宝物になってます。
12:フランスらしさを反映することはお店にとってどんな意味がありますか?
Satoshi TANAKA :
あまりフランスらしさを意識しているつもりはないです。自分が今まで経験してきたことを形にしたらこうなったってところ。
13:流行をどう意識していますか?
Satoshi TANAKA :
常にアンテナは張っていますが、あまり流行に飛びつく事はないです。基本的に人と同じ事をするのが嫌なので。
14:ぜひ自分のパンにしてみたいパンは?
Satoshi TANAKA :
最近ドイツパンを勉強中。渋いですよこいつらは。
15:「おいしい」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
しあわせ
16:「リラックス」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
遊ぶこと 良い仕事をするにはたくさん遊ぶことが大切だと思うので。
17:「旅」とはなんですか?
Satoshi TANAKA :
人生そのもの 出会いや別れ、喜びや悲しみ。たくさんのことを教えてくれる。
18:ファンにコメントをお願いします
Satoshi TANAKA :
いつもCALVAをご利用頂きありがとうございます。
これからもスタッフ一同がんばって行きますのでどうぞよろしくお願いします。
(This email's interview is current as of March.2011)
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田中 聡 ( Satoshi TANAKA / CALVA ) Profile :
1974年神奈川県生まれ
1993年東京プリンスホテル入社
1998年渡仏 ノルマンディー地方CAENでf語学を学んだ後サヴォワ地方CHAMONIXの「SANT HUBERT」で研修
1999年帰国後「ミクニズ・カフェ・マルノウチ」でシェフ・ブーランジェとして勤務
2009年鎌倉市大船に「Boulangere Patisserie CALVA」をオープン
Boulangerie CALVAについて
大船で34年間両親が営んできた菓子店「エミール」の場所にパテシエである弟と「CALVA」をオープン。二人の友人である鈴木謙太郎が同ビル3Fにフランス料理店「シェ・ケンタロウ」を同日オープン。パン、菓子、料理それぞれのプロフェッショナルが独立しつつ互いに交わりながら高いレベルで「食」を提供していくありそうでなかった店。
SHOP DATA:
Boulangerie & Patisserie CALVA
ブーランジュリー・パティスリー カルヴァ
鎌倉市大船1-12-18 エミールビル1F
営業時間 7:30-21:00
定休日 火曜 第三水曜日
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Questioner: Yukiko Yamaguchi
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2011-02-06
オリビエ・オドス(chez Olivier) 2011. February. 10th.
1:シェ オリビエの人気メニュー・ベスト3を教えてください
オリビエ・オドス:
a.青首鴨のプティビエ、栗とフォアグラ入り
b.鱸(スズキ)の蒸し焼き、イカスミのリゾット、
生姜風味のルッコラのエムリューション
c.ゆず風味のクレームカタラーヌ
私の料理は 新鮮な生産物や旬のもの、日本やフランスの特産物を使っています。野菜は長野産のオーガニックです。高品質とは、私にとっておいしい料理の最も重要なポイントです。
2:お店を始めたきっかけを教えてください
オリビエ・オドス:
料理人(キュイズィニエ)のキャリアをスタートさせて以来 自分のレストランを開店することは 単に目標だけでなく 夢でもあったわけです。ル・コルドン・ブルー ジャパンで9年間フランス料理の教鞭を取った後 私の欲望はここに具体化したのです。そして東京の人が私の料理を気に入ってくれることが嬉しいのです。
3:東京でお気に入りの景色は?どこですか?どうして?
オリビエ・オドス:
浜離宮(恩賜)庭園です。築地魚市場の近くの公園です。私はその作庭が好きなんです。小さなお池、緑や海に面した場所...実に空気が澄んだ場所です。
4:パリであなたの好きな景色は何ですか?どこですか?どうして?
オリビエ・オドス:
(パリ18区)アベス駅界隈です。小さな町ですが パリ中を見渡せます。
5:あなたが子供の頃 どんなお菓子が好きでしたか?
オリビエ・オドス:
祖母のリンゴのタルト、母のチョコレートムース、それか 巻きチョコと生クリームの入ったシンプルなタルティーヌ が大好きでした。
6:あなたにとって 「リラックス」とは何か?
オリビエ・オドス:
三種の神器があります。穏やかな音楽をかけながらの 赤ワインの入ったグラス、パン、チーズがあることです。それか ユズのお風呂です。
7:あなたにとって 「旅」とは何か?
オリビエ・オドス:<
ふらりと行って リラックスすること。多くの発見が待っています。新しい文化、新しい知識、新しい言葉 そして新しい景色。
それぞれの旅は クリエィティブな刺激を引き起こしてくれることです。
8:あなたにとって 「おいしい料理」とは何か?
オリビエ・オドス:
私を驚かせる新鮮さ、巧妙さ、それが独創的な料理のことです。シンプルな料理ですが 愛情がこめられていて 私を幸せにしてくれる料理のことです。
9:東京での生活はいかがですか?
オリビエ・オドス:
エネルギッシュであり それと同時に心が安らぎますね。地区ごとに魅力があり それそれ個性を持った町です。
10:この仕事の魅力とは?
オリビエ・オドス:
品を生み出す仕事だからです。そして美しくおいしい料理にするために加工することです。お客様に喜んでもらい、外見を美しく、テクスチャーや味を多彩にし、新製品を発見したり、レシピを作りだしたりすることです。
11:暇な時間 何をされていますか?趣味は?
オリビエ・オドス:
旅行する事、 他のレストランに行く事、 読書する事。
12:どんな音楽が好きですか?何がお気に入りですか?
オリビエ・オドス:
時と場合によってですが 色々なジャンルの音楽が好きです。クィーンのボヘミアン・ラプソディが一番すきです。
13:好きな花は何ですか?
オリビエ・オドス:味も見た目もルリジサの花が好きです。
(This email's interview is current as of January.2011)
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The Credit will read:
Posted with permission from chez Olivier
All rights reserved by Olivier ODDOS.
Olivier ODDOS Profile :
フランスのボルドー出身。16歳から料理の修業を始め、19歳でパリへ上京、「Restaurant Drouant」「Hotel Meurice」でシェフ経験の後、「La Tour d’Argent/ラ・トウ―ル・ダルジャン」では副料理長として活躍しました。その後、東京・代官山のフランス料理学校「ル・コルドン・ブルー」でフランス料理教授として来日、最後は主任教授として腕を振るう。厳選した旬の食材を生かした料理をモットーに、フランス料理の基礎を尊重しつつも、オリジナリテイーに溢れたメニューを提案していきたいと思っております。
Restaurant data:
フレンチレストラン シェオリビエ
千代田区九段南4-1-10 1F
TEL.03-6268-9933
ランチ 11:30〜14:00/ディナー 18:30〜22:00
定休日 日曜、祭日
Related website LINK:chez Olivier
Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation:Yukiko Yamaguchi
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オリビエ・オドス:
a.青首鴨のプティビエ、栗とフォアグラ入り
b.鱸(スズキ)の蒸し焼き、イカスミのリゾット、
生姜風味のルッコラのエムリューション
c.ゆず風味のクレームカタラーヌ
私の料理は 新鮮な生産物や旬のもの、日本やフランスの特産物を使っています。野菜は長野産のオーガニックです。高品質とは、私にとっておいしい料理の最も重要なポイントです。
2:お店を始めたきっかけを教えてください
オリビエ・オドス:
料理人(キュイズィニエ)のキャリアをスタートさせて以来 自分のレストランを開店することは 単に目標だけでなく 夢でもあったわけです。ル・コルドン・ブルー ジャパンで9年間フランス料理の教鞭を取った後 私の欲望はここに具体化したのです。そして東京の人が私の料理を気に入ってくれることが嬉しいのです。
3:東京でお気に入りの景色は?どこですか?どうして?
オリビエ・オドス:
浜離宮(恩賜)庭園です。築地魚市場の近くの公園です。私はその作庭が好きなんです。小さなお池、緑や海に面した場所...実に空気が澄んだ場所です。
4:パリであなたの好きな景色は何ですか?どこですか?どうして?
オリビエ・オドス:
(パリ18区)アベス駅界隈です。小さな町ですが パリ中を見渡せます。
5:あなたが子供の頃 どんなお菓子が好きでしたか?
オリビエ・オドス:
祖母のリンゴのタルト、母のチョコレートムース、それか 巻きチョコと生クリームの入ったシンプルなタルティーヌ が大好きでした。
6:あなたにとって 「リラックス」とは何か?
オリビエ・オドス:
三種の神器があります。穏やかな音楽をかけながらの 赤ワインの入ったグラス、パン、チーズがあることです。それか ユズのお風呂です。
7:あなたにとって 「旅」とは何か?
オリビエ・オドス:<
ふらりと行って リラックスすること。多くの発見が待っています。新しい文化、新しい知識、新しい言葉 そして新しい景色。
それぞれの旅は クリエィティブな刺激を引き起こしてくれることです。
8:あなたにとって 「おいしい料理」とは何か?
オリビエ・オドス:
私を驚かせる新鮮さ、巧妙さ、それが独創的な料理のことです。シンプルな料理ですが 愛情がこめられていて 私を幸せにしてくれる料理のことです。
9:東京での生活はいかがですか?
オリビエ・オドス:
エネルギッシュであり それと同時に心が安らぎますね。地区ごとに魅力があり それそれ個性を持った町です。
10:この仕事の魅力とは?
オリビエ・オドス:
品を生み出す仕事だからです。そして美しくおいしい料理にするために加工することです。お客様に喜んでもらい、外見を美しく、テクスチャーや味を多彩にし、新製品を発見したり、レシピを作りだしたりすることです。
11:暇な時間 何をされていますか?趣味は?
オリビエ・オドス:
旅行する事、 他のレストランに行く事、 読書する事。
12:どんな音楽が好きですか?何がお気に入りですか?
オリビエ・オドス:
時と場合によってですが 色々なジャンルの音楽が好きです。クィーンのボヘミアン・ラプソディが一番すきです。
13:好きな花は何ですか?
オリビエ・オドス:味も見た目もルリジサの花が好きです。
(This email's interview is current as of January.2011)
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Posted with permission from chez Olivier
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フランスのボルドー出身。16歳から料理の修業を始め、19歳でパリへ上京、「Restaurant Drouant」「Hotel Meurice」でシェフ経験の後、「La Tour d’Argent/ラ・トウ―ル・ダルジャン」では副料理長として活躍しました。その後、東京・代官山のフランス料理学校「ル・コルドン・ブルー」でフランス料理教授として来日、最後は主任教授として腕を振るう。厳選した旬の食材を生かした料理をモットーに、フランス料理の基礎を尊重しつつも、オリジナリテイーに溢れたメニューを提案していきたいと思っております。
Restaurant data:
フレンチレストラン シェオリビエ
千代田区九段南4-1-10 1F
TEL.03-6268-9933
ランチ 11:30〜14:00/ディナー 18:30〜22:00
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